Timidity
波打ち際 君は囁いた
「私は今日を生きられない 明日を生きている」と
風になびく君の美しい影 もう見えない
夜のしじま 貴方の声は
いつもと少し違う気がした 悟られたくないと
真っ暗な夜に貴方の声 もう聞こえない
君はいつだって孤独と愛は隣り合わせよと言ってたね
貴方は優しさで隠した孤独に溺れてしまったのね
I can't see you again
大切過ぎて今にも壊してしまいそうだから
君の温もりに包まれると君の優しさに
背を向けてしまいそうだから
I can't feel you again
貴方はただ揺れながら生きて
それだけで私はいいの
一人でいるのはいつだって平気よ
朝靄 君は儚げに
「私は飛び越えられない 待つしかない」と
光差し込む朝に君の優しい声 もう聞こえない
一日の終わり 貴方は安らかで
だけど貴方はいつだって悲しく美しかった
もう貴方の悲しみにさえ 寄り添えない
君と僕はあまりに似すぎていて分け合えることさえ
貴方は孤独と痛みは一部に過ぎないこと分かってたのよね
I can't see you again
誰かが誰かを愛し守ることなど
君の小さな身体と夜を分け合っても
どこまでも痛みが僕を襲うから
I can't feel you again
貴方が私と同じ道を歩みながら
孤独の淵にうずもれてしまっても
私はどこまでも貴方を愛せたのに
君を抱きしめるたびに二人の距離が離れていくような気がして
貴方の温もりに包まれて私はただ溶けていっただけなのよ
こんなに愛しているのに 君を
こんなに感じているのに 貴方を
心は全部のみこまれてしまう
波間にサヨナラ告げた